Q: 日本の帰国先で、公立の学校を選ばなければいけないと言われましたが?
A: 日本の市町村の一部で、公立の学校を選ぶ学校選択制を採用しているところがあります。
教育・学校改革のひとつとして、
1、保護者や児童生徒のニーズに応える、
2、学校同士で競争させて、地域全体の教育レベルを向上させる。
などを目的に、お子さんが通学する公立の小学校や中学校を選べるようにしたのが「学校選択制」です。
教育の多様化を目指す、文部科学省の後押しも受けて、日本全国で徐々に広がっています。
「どんな基準で選べばいいのですか?」と、幼稚園児のお母さんに日本で聞がれたことがあります。
まさに、「自分の子どもに必要でふさわしい教育・学校は何か?」を考え、それぞれの学校の現状についての情報を集めて、保護者が子どもの学校を決めることになります。
子どもの教育についての「自己責任」です。
ただ、学校選択制を採用し数年実施した教育委員会のいくつかで、その制度を中止したり、選択できる学校を少なくしたりする見直しが始まっています。
一部の学校に児童生徒が集中したり、子どもが遠くの学校に通うことで地域のまとまりが弱くなる、などがその理由になっています。
もちろん、わが子の教育の「自己責任」の果たせるように、がんばってください。
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