「文章を書く」トレーニングの第一歩は、「Journal」です。
小学校に入ると文字・読み(Phonics)に少し遅れて、「文章を書く」トレーニングの第一歩として、「Journal (writing)」が、始まります。
「Journal」の訳の「日記」のとおり、子どもが日々の生活で経験した具体的な事柄を書かせます。
作文の最も基本的な方法です。例えば、朝起きてから、学校に着くまでの出来事を、時間の順序に従って書き並べていく方法、子ども達にとって文を書き始めの良いトレーニングになります。
書く内容を、具体的な事柄から自分自身の感想などと、対象を広げて、作文の次のステップに移っていきます。
この方法は、日本の学校での初期の作文指導と同じです。
しかし、子どもの作文のステップは同じでも、指導の方法は場所によって異なります。
「東部の学校では、スペルや文の間違いを、先生が丁寧に添削して、直してくれました。でも、こちらの学校では、ただ書かせるだけで、何も直してくれないのですね。」と、東部からLos Angelesにお子さんと引っ越して来られたあるお母さんの言葉です。
先生のJournalの添削には、大きく二つの流れがあります。
ひとつ目は、「正確な文章を書く指導」です。もうひとつは「文法やスペルなどの細かいルールよりも、子どもが自由に書くことを奨励する指導」です。
東部の学校では、お母さんの言われるとおり前者の傾向が強い様です。ただ、カリフォルニア州では二つの指導方法の間を、10年くらいで行き来しているのが実情のようです。
皆さんのお子さんは、どんな作文指導を受けていますか?
0 件のコメント:
コメントを投稿