2009年1月21日水曜日

Q25: アメリカ流子育て法(1)


Q: 対米3年で5年生の女の子の母親です。
   反抗期に入った様で、私の「子育て」について自分の意見を言うようになりました。その意見の中に、現地の友達から影響を受けたと思われる言葉が入っています。
   アメリカの親は、どんな子育てをしているのですか?

A: アメリカ人といっても、世界中からやってきた多様な人たちですが、伝統的な「アメリカの子育て」という考え方もあります。
 ちょうど、手元に 「すばらしい親になる10の方法」という、タイトルのカードがあります。
 それを参考に、「アメリカ流の子育て法」を紹介しましょう。
 5回に分けて、毎回2つの方法を紹介します。今日はその1回目です。


No.1
 いい模範(role model)になりましょう。
 あなたの子どもは、あなたが示した例(example)から学びます。
 
 「学ぶ」は「まねる」という言葉からできました。
 子どもが、赤ちゃんから大人になるプロセスで、周りの人たちの行動や考え方を「まねる」ことにより、学んでいます。
 子どもの「しつけ」まで学校任せにする日本と違い、アメリカでは「家庭教育」を非常に大切にします。特に、幼児から小学校の間の子育ては、親の責任と、考えています。

 そして、言葉遣い、食事のマナー、人とのつきあい方、そして考え方と、子どものモデルとなろうと努力しています。
 「子どものモデルになる」のが、子育ての第一歩と考え、その考え方を大切にしています。 
 
 「子は親の背中を見て育つ」 日本にも、こんな言葉がありましたね


No.2 
 あなたの子どもの感情や考え、そして提案に敬意(respect)を払いましょう。

 子どもに「敬意を払う」というと、日本では大げさと取られるでしょう。
 しかし、アメリカでは、子どもは人格を持った「一人の人間」であると、考えています 。
 親が子育て中にいろいろな指導をするが、それは「独立した人間」に育てるためなのです。

 子どもの感情や考えを、「何を言ってるの!」と頭ごなしにするのではなく、まず聞いてあげましょう。子どもの言い分が理解できないのなら、「もう一度、説明して」と頼みましょう。
 親として意見があるなら、「私はこう考える」と自分の意見として、お子さんにわかる言葉で伝えましょう。

 日本人は、言葉や行動で「敬意を払う」のが苦手?


 今日は、これくらいにしておきます。次回を楽しみに。

 

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