2009年1月22日木曜日

Q26: アメリカ流子育て法(2)


 アメリカの子育て法の2回目です。

No.3
 あなたの子どもが「愛されているのだ」と感じさせなさい。
 言葉で褒めて、抱きしめたりキスをしたりして。
 
 日本語で「愛する」という言葉がピンと来ないなら、「気にかけてもらっている」「大切にしてもらっている」「守ってもらっている」と、子ども自身が感じるように、「言葉や行動で示す」ことです。
 もちろん、親ですから「愛している」のは間違いありません。
 しかし、アメリカで育っている子どもには、「態度でわかるでしょ」じゃなくて、皆さんの気持ちをストレートに「言葉と行動」で表すことが必要です。
 日本での同窓会の別れ際に、妙齢の婦人に成長した教え子にハグをしたら、「あ、アメリカを思い出した。もう1回!」。 少しお酒も入っていましたが、うれしそうでした。


No.4 
 子どもとの約束を守りましょう。
 どうしても約束が守れない場合は、言葉ではっきりと謝って、必ず償い(埋め合わせ)をしましょう。

 子どもから「お母さん、嘘ついたもの」とか「お父さん、約束守らなかったから」と、忘れたことで責められたことがあるはずです。子どもは、期待していた約束が破られたことを。決して忘れません。
 そして、親のまねをして、親との約束を、家庭のルールを守らなくなってしまします。
 そんな言動を取ったとき、子どもを叱れますか?
 
 親は、子育てのために、子どもに「ルールや約束を守る」ことを要求します。
 しかし、親の都合や、大人の都合で、その約束が守れないこともあります。その時の、子どもへの対応が大切です。「知らないふり」をしたり、「他のことでごまかす」のが、大人(?)の常套手段ですが、子どもにはこの手は使わないでください。
 子どもとの約束が守れないときは、はっきりと言葉で「理由を伝え、謝る」こと。そして、「埋め合せ」の約束をします。この二つ目の約束は、絶対に守れるものにしてください。そうしないと、子どもの信用を永遠に失うことになります。そんなことになれば、それ以降の「子育て」が大変に・・・。

 アメリカは、他人種・多文化の人たちが共生している社会です。そこの学校で「ルール・約束を守る」と教えられた子どもは、家庭の中でもその考え方で生活します。ところが、親は?

 
 いやー。アメリカでの子育て、大変ですね。 がんばりましょー。

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