2009年1月19日月曜日

Q23: 学校への寄付?


Q: 「授業で使う鉛筆や用紙の寄付のお願い」が担任の先生から届きました。
    日本と違い、学校への寄付がありますが、なぜですか? 


 A: それは、「アメリカの寄付文化」と「学校の財政難」が理由です。  

 キリスト教を精神的な背景として生まれたこの国では、「寄付をする」は文化の一部です。その文化が税制にも取り入れられているので、税金対策のために、多額の寄付をするお金持ちが多くいるのです。
 学校への寄付も一般的です。PTAからの寄付の以来も多くあります。

  また、学校の財政難から、授業で使う消耗品の寄付の依頼もあります。
 アメリカの学校区は、州からの補助金や地元の不動産税をもとにした財源で、学校を運営しています。そのため、不況などで財政が悪化すると、その影響が学校の運営費に反映することがあります。

 ま日本では児童生徒が教室で使う文房具・消耗品・教材の一部などは、基本的に家庭の負担です。そのため、授業で使う教材などの費用を、学校が家庭から徴収することがよくあります。
 しかし、現地の公立校では、子フィールドとリップなどのごく一部を除くと、どもが学校へお金を持っていくことはありません。授業で使う鉛筆や印刷用紙などの消耗品や問題集まで、学校で全て用意します。学校の予算が乏しくなると、担任の先生から寄付のお願いが届いたりします。

 そんな時、「アメリカの寄付文化」を思い出し、ご協力を!


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