Q: 日本語クレジット(Japanese credit)をもらって、高校の卒業単位に加えてもらえると聞きましたが、何ですか?また、どうしてクレジットを貰うことができるのですか?
A: アメリカの高校では、学校でオファー出来ない科目や内容の勉強を学校外でした場合、その勉強を高校卒業のための単位として認定するシステムがあります。学校外でのオンライン授業・スポーツ活動など、非常に幅広い範囲の学習が可能です。
その中に、学校では開講できない外国語の勉強を単位で認める外国語クレジット(freign language credit)があります。一般的には、「学校外の公的な教育機関での所定のレベル・時間数の授業を受け、その効果が上がったとその機関により認定された場合」に、学校区や高校が、学習に対して、選択科目の単位を発行しまし。その単位は、卒業単位の一部として加算することが可能です。
アメリカの教育システムの多様性を反映して、日本語クレジットの発行状況は、学校区・州により大きく異なります。発行自体を全く認めないところから、日本語補習校の証明書のみで発行するところまで、千差万別です。場所によっては、塾での日本語での勉強に対しても、問題なく発行してくれる学校区があります。
もし、これから日本語クレジットの発行を目指す場合、最初に「外国語クレジットの制度はあるか」、あるとすれば、「日本語クレジットの発行要件は何か」などを、地元の学校区や高校に確認し見る必要があります。この場合、学校区によっては、担当者が制度自体を知らない場合も考えられるので、他の学校区・高校・州などでの状況の説明が必要とされる場合があります。
最初は個人的レベルで情報を集めて、必要に応じて公的機関として日本語補習校が積極的に日本語クレジットの発行をアッピールすることが必要でしょう。学校区・高校のクレジット発行の許可が出たら、補習校は出席記録や試験の成績などを評価して、証明書を発行することになります。
滞在年数の短い高校生にとっては、英語の習得・英語での学習、さらには「高校卒業試験」の合格と、大きな負担がかかります。卒業自体が困難な状況も出てきます。そんな時、日本語クレジットは大きな助けになります。
もしお子さんが、このケースに当たるならば、一度「日本語クレジット」について、カウンセラーに聞いてみられませんか?
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