今回は、APの日本語試験のお話です。
AP : Advance Placement
このブログの Q38: AP? をご覧ください。
AP日本語試験 : 「Japanese Language and Culture」
日本語試験の詳細については、実施団体ETSの次のサイトでどうぞ。
Japanese Language and Culture
また、サンプル問題が、次の小冊子に載っています。
Japanese Language and Culture, Course Description
(少し時間がかかります。)
AP日本語試験について:
上の二つの資料を参考に、少し解説しましょう。
AP試験の1科目である日本語試験は、アメリカのカレッジ/レベルの日本語の授業300時間で学ぶ内容とレベルで、問題が作成されています。
高校では、年間180日、毎日50分の授業で年間150時間です。これを参考しすると、大学のレベルの授業を2年間受講した学習レベルを想定していることになります。
日本の小学校では約1000字の漢字を学びます。上の資料では、400字程度の漢字が示されていますが、小学校で学ぶ以外の漢字が一部含まれていますが、基本的には、小学校修了レベルです。また、サンプル問題の会話文や文章を見てみても、小学校高学年レベルの文章と内容だと思います。
これらから判断して、「補習校などで、小学校修了レベルまでの国語の勉強をした子どもは、AP日本語試験を受験し、合格出来る」と思います。
アメリカの大学への提出・評価:
アメリカの大学へのAP試験結果の提出は任意、志願者の自由です。しかし、APを受験した努力と合格(3以上)した成績は、入学審査に非常に高い評価を受けます。ですから、日本語試験も含めて、積極的にチャレンジしてください。
日本の大学受験には不要
帰国子女大学入試を実施している大学での一部で、出願書類としてAP試験結果の送付を「望ましい」としているところがありますが、これまでの例を見ると、入学審査に当たり積極的に評価している様には、見受けられません。特に、日本語試験についての評価は、ないと思われます。
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