Q: 日本語のSATサブジェクトの内容を、教えてください。
また、どの程度大学進学に有利となるのでしょうか。
A: SAT Subject Test の中の 日本語試験(Japanese with Listening)の結果は、大学出願時の公式な成績として提出できます。
試験の内容:
日本語試験は、毎年、11月の第1土曜日に実施されます。 年に1回だけですので、計画を立てて、受験してください。
(この試験日に、Reasoning Testを受けると、Subject Testは受験できませんので,注意してください。)
試験は、3つのタイプの問題が出題されます。
リスニング: 20分、 筆記(usage, reading): 40分
問題のサンプルが、次の小冊子に掲載されていますので、一度ご覧ください。
SAT Subject Tests™, Preparation Booklet
このサンプル問題を見たところ、日本の小学校4年生程度の力で十分だと思いますが?
お子さんには難しいですか? 一度、聞いてみてください。(ショックを感じないように!)
なお、日本語試験には、CDプレイヤーの持参が必要です。お忘れなく。
大学への提出・評価:
日本語試験の結果は, Subject Testの提出を義務づけている大学の、その科目の一つとして提出することが出来ます。
そして、その成績(200-800点)は、他の教科の得点と同じように扱われます。
この試験は、現地の高校で2-3年間日本語のクラスを受講した生徒を対象としているようです。大学がその成績を評価するときに、日本語がネイティブかどうかは問題にしていません。
アメリカ生まれの高校生でも、US Historyで満点の800点を取るのは大変ですが、小学校まで日本で勉強した高校生がこの日本語試験で満点を取る例はたくさんあります。他の試験科目と同じ配点になるのですから、日本語がネイティブの高校生には、当然、有利になります。
他の試験科目も含めた、SAT Subject Test の説明は、次のサイトでどうぞ。
About the SAT Subject Tests
注意:SATは不要?
最近、SATの入学審査への利用を見直す動きが、全米の大学に見られます。
カリフォルニア大学(UC)では、現在2科目のSAT Subject Testの成績を提出させていますが、現在の9年生の出願時から「提出の必要がない」と、先日理事会で決定しました。
他の大学、進学と希望している大学の動きにご注意ください。
日本の大学は認めません!
もう一つ、帰国子女大学入試を受験して、日本の大学に帰ろうとしている高校生で、この試験を利用しようとする人はいませんよね!
日本の大学も、この試験が簡単なのは知っていますから、提出を認めないところがあります。
念のために!
このブログの読者の方からのご質問でした。 感謝!
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