2009年2月19日木曜日

Q54: 受入校のタイプ(5):新しい受入校

 新しく帰国子女の受入を始めた学校について、見てみます。

学校が変わった!
 少子化に伴う、サバイバルを掛けた私立の学校の「学校改革」が急速に進んでいます。
 「私立校の男女共学化」が最も一般的ですが、「大学附属化」「新教育プログラム導入」などで、学校が変わってきています。
 その改革を機会に、国内生と異なった学力(たとえば英語)を持つ帰国生を、国内生とは別に積極的に募集しようとする学校が現れてきています。

公立の中高一貫校・中等教育学校
 日本全国で新設されている公立の中高6年一貫教育校は、新しい教育を目指しています。
 その中に、「国際化」「新しい学力」などを教育目標を上げ、帰国子女を積極的に募集している学校があります。
 これらの学校の入学検査は、私立のような学力試験ではなく、作文・面接を加えた総合的な判断が基本です。そのため、帰国生には受験しやすい内容になっています。
 「国際中等教育学校」と、帰国子女受け入れ枠を確保した学校も出できました。

どこでもなれる受入校?!
 「帰国子女受入校」になるのに、何の資格もいりません。ただ、「受入校!」と手を挙げれば良いだけです。帰国生向けのプログラムや特別指導など必要ありません。
 生徒数が減って学校経営が厳しくなってきたので、帰国子女受入校に新しく加わった学校もあります。サバイバル作戦の一つです。

 「新しい受入校」と言っても、様々なタイプと理由があります。
 「受入校」を漠然と捉えるのではなく、ご自分でしっかり調べて、学校を選んでください。
 そうしないと、お子さんが入学してから、後悔しますよ!

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