第2ステップ : 「日本と英語の文字を知る」
Q4: 「バイリンガル」って?(1) でお話した「英語と日本語で日常会話ができる」 の次の、バイリンガルへのステップです。
前回お話したのは、幼児の日常会話についてでした。
その後は、家庭内で使われる言葉から、外の世界で使われる言葉へと、単語(ボキャブラリー)の数と質の増加が必要になります。
そのためには、他の子どもとの接触、読み聞かせ、TVやビデオ、などが大きな役割を果たします。これらを通して身につくものは、知識とそれに関連する言葉です。知識を増やすと、言葉が増えることになります。
会話の中に出てくる以上の知識を見に身につけるのは、「読書」が欠かせません。本を読めるようになると、自分の自由な時間に、自分の好きなテーマで、未知の人たちと会話をすることになるのです。それに伴って、単語の数が飛躍的に増加して行きます。
読書の指導の第一歩は、文字を教えることです。日本では幼稚園で「ひらがな」、アメリカではキンダーで「ABC」から始まります。
ひらがなの場合は数は多いのですが、文字と発音が一致してるので一文字ずつ発音できます。
しかし、英語の場合は異なるので、アルファベットと音のつながりを「フォニックス(Phonics)」で学んでいきます。英語の単語のスプリングを音に置き換えて、その音と自分が会話で覚えている単語の発音が同じとき、「この文字は、あのことばだ」と理解します。しかし、単語の数が少ない子どもは、「読む」能力が伸びにくいことになります。
家庭で日本語を使っている場合は、英語の単語を増やす手伝いが必要となります。
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